横滑り防止装置!犯人はおまえか!!!
横滑り防止装置とは国交省による省令により2014年10月以降に販売される新車には装着義務化がなされている保安装置で、これを装備したことにより単独事故の件数が半数近くにまで減ったと言う報告もある最新デバイスの力添えマストな安全装備の一つとされています。
www.esc-jpromo-activesafety.com
まあ、私もこの装置は大変ありがたいものだと認識しています。
昨冬、関東南部も大雪に見舞われ、会社から帰宅するさい最寄り駅までの足にこまったときに
駅まで送ってくれた同僚のミニバンがこの装置をつけた車でした。
ノーマルタイヤ+FF、にもかかわらず一切滑る気配すら感じさせず、平地特有のみぞれ混じりの圧雪路を難なく走れてしまい、そしてしっかりと止まるのでした。もちろん安全速度範囲内での出来事でしたけど。
助手席に乗っている私はびっくりしましたし、同僚の人も雪道でそのクルマを走らせたのは初めてたっだのでただただ感心している様子でした。
そんなわけで去年、我が家にやってきたG4君にも当然装備されているいわゆる「横滑り防止装置」。
スバルではVDC(vehicle dynamics controlの略)と称しています。
ちなみにコイツが本格的に動作するときはメーターに作動中のサインが出るか、音がするそうなんですが、
幸か不幸か今のところ、一度もそういう場面に出くわしていません。
だから、まるっきり介入されていないもんだと思っていました。
ところが、そこが大きな勘違い。
以下、ボッシュ社のページが参考になりますが、)。
www.bosch-mobility-solutions.jp
横滑り防止装置って(以降VDCと書きます)いわばドライバー運転監視装置の役割も担っている・・といいますか、多分滑ってからの介入では間に合わないんでしょうね。
詳しい事情は存じ上げませぬが、常時ステアリングや駆動輪、ブレーキにまで細かに介入しまくっているとしか思えないくらいONとOFFとでクルマの動きが違うことに気が付いたのですが、どうやら正解だったようです。というかこの記事によると”ブレーキシステムには積極的に介入”とか・・・ちなみに上り坂でブレーキから足を離しても後ろに下がらない「ヒルスタート・アシスト」もVDCによるもの。これは知らんかった。
去年に投稿したこの動画。おかげさまで私の投稿した稚拙な動画のなかではダントツの再生回数を誇り1万回再生を超えました。と、たいへん視聴者の方々へ恐縮する一方、ひとつ告白しておきます。
冒頭のカーブを曲がるシーンで「えいやっ!!」てな勢いで
ハンドルを切っているシーンがありますが、こんな運転は本来の私の運転スタイルではありません。
そして残念なことに、結構センターラインを割ってるんですよね・・・・。
これ、解説するとコーナー前にブレーキをかけて左前輪を軸にステアリングをかるく切ってやろうとしても
なぜか荷重が前にかからない。かるくステアリングを切っても無反応。
とりあえずハンドルを切る。曲がるがリアがインに入る→つまりフロントが外に出る
だからステアリングを切り足す、アクセルがばっと踏むが反応が遅い!!!あっ!おもったより内側にはいっちゃったよ・・・の絵。じつはそのクルマの癖をどのように運転すれば克服できるかなということを繰り返している動画でもあるんです・・・。
そう、このぎくしゃく感こそVDC介入の証拠です。
これ、投稿したときに、結構マイナス評価を覚悟したのですが、
プラス評価のほうが多いようで、日本っていい国だとあらためて思いました。
現行インプの5MT車はステアリングギアレシオが大きく、たくさんハンドルを切らないと曲がらないと言いますけどね。
実は前に乗っていた丸目インプの青ワゴン、GG9もギア比は同じ16.5:1。
ステアリング径はGG9のほうが1cm大きいので、その分ステアリングを回す力は少なくていいんだけど。
私は青ワゴンのステアリングギアレシオに不満を持ったことはありません。
むしろボディバランスの妙なのか、ずいぶんとクイックなハンドリングなクルマだとおもっていました。
ダルだと評判のマニュアルシフト現行インプのハンドリングのネガもその多くはVDCによるものだということです。
ただし、これは仮説です。ただ、実際VDCのON・OFFでどの程度の違いがあるかを客観的に見て判断できる材料になればと思いました。
というわけで、近いうちにVDCのONとOFFとでの普段乗り時での違いを動画で撮ってアップしたいとおもいます。
まあ、さきにネタバレしてしまいますが、運転者目線からすれば
GJ3の運動性能は一級品です!。