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ともに2006年式のインプレッサとダホンと発達障害が綴るブログ

なつかしのドリア

3週続く6連勤の2週目がおわり、帰りに自分へのご褒美としておいしい油そばを食べに行こうとなじみのお店に向かったら、コロナ自粛のため休業してました。

仕方なしに、以前から機会があれば寄ろうと思っていた喫茶店へGO!

 

むかし、学生時代にそこで食べた気がするのがドリア。

 

ただ、どんなドリアだったか覚えていない。どんな器に盛られていたのか。具材がどんなものなのかも記憶には残っていない。ただ、ドリアでチーズが盛られ、そしておいしかった。とにかくおいしかった。ただそれだけ・・・

 

そのお店はすくなくとも20余年はそこにある。

 

その喫茶店の向かいの定評のある定食屋についてはもはや常連だが、こちらのお店は後ろ髪惹かれつつなかなか二度目のドアを開けることはなかったが、とうとう今日その扉を開けるときがきた。

 

お店のなかは思っていた以上に狭かった。そして記憶に残っていたより正直古臭い・・・。そりゃそうだ。20数年間来てなかったのだもの。

 

メニューをいただいた。コーヒーじゃない、ナポリタンじゃない、グラタンは3種類ほおどあった。しかし、自分がこのお店で今もっとも先にすべきことは、あのドリアはどのようなものだったかを確かめることだ。

 

迷いはない。それは「食事」の欄にはなく、右隣のページの「軽食」のトップにあった。

その名も「ドリア」である。

 

私は告げた「ドリアをお願いします」と。

 

 

寡黙なマスターは注文を受けると、先に受けていたほかの客のオーダーを捌いたのちにわたしのドリアを作り始めた。残念ながら私はマスターに背中を向けた席にいたためにどのような表情で、どのような段取りでドリアを調理したのかはわからない。

 

ただひとつ言えることは、オーダーを告げてから提供までかかった時間は優に30分を超えていた。

 

ウェイトレスは私に告げる。「もうすぐ上がりますから」といい、タバスコとマリーシャープスハバネロをテーブルの上に置く。期待が高まる。

 

そしてやってきた。これが「ドリア」である。

 

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丁寧に盛られたクリームソースにおいしそうなチーズがトッピングされていた。

すこし色のついたライスが顔を覗かせているが、これがなんとチキンライスだった。

 

オーブンから出されて間もない熱々のお皿に触らないようにスプーンでひとくち、ふたくちと口にドリアを運ぶ・・・・。

 

ふくよかでマイルドなクリームソースの味と芳醇なチーズの香り、そして見た目ほ存在感を主張はしないが、ほわほわな熱いライスはまさにドリアだった。

 

具材はとくにこれといったものは入ってなかったかもしれない。しかし、クリームソースの量がとても贅沢で、これで軽食か?とおもわせるようなボリュームが油そば大盛とミニ明太子丼で満たすはずだったお腹の隙間を見事に埋めてくれた。

 

これだけおいしいドリアを出すお店だ。そりゃつぶれるわけがない。

 

そういえばお店のカウンター上の壁にはたくさんの色紙があったな。あて名はマスターではなくて、だれか女性の名前だった。気になったのでスマホで調べてみたら、そのお店のマスターのお嬢さんのようで、そのお嬢さんはタレントだか女優だかをされているようだ。

 

今日はいろいろと収穫のある1日だった。

 

またこのお店にはお邪魔したいとおもう。

 

コロナ自粛が叫ばれているが、やっぱり頑張って営業しているお店は、慎ましやか程度ではあるが、私も応援をしたいとおもう。

 

私がコロナをうつす可能性?

 

それは確かに100%ないとは言い切れないけど、電車通勤も基本ない。人ともさほどは接触しない、基本的に普段から人とはそんなに話をしない。そんな生活をしているのだから、あまり過剰には意識はしないことにしている。

 

何事もバランスの上において成り立っていればよいのだ。

 

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ズームレンズで都電を撮ってやろうと出勤前に寄り道した。下手っぴだった・・・